Trademark Guide No.01

What is Trademark?
Trademark Room
Trademarkとは何か？
　Trademark（商標）は、製造業者などが商取引上、自己の商品の出所（ソース）を表示するために商品に付して使用する標識（マーク、標章)を言います。 　連邦商標法であるLanham Actでは、§45において、Trademarkが定義されています。以下、機能の面、商標のタイプの面、に分けて、商標の定義を見てみます。
Trademarkの機能
　Lanham Actで定義されている商標の機能とは、
  • 商品を特定し、他者のものと区別すること（to identify and distinguish goods or service）
  • 商品の出所を表示すること（to indicate the source of the goods）
にあります。 これらの商標としての機能を果たして初めて、以下に示すような様々なタイプのマークは商標であると認められます。
Trademarkのタイプ
　trademarkという用語は、「言葉、名称、記号、または図案、もしくはそれらの組み合わせを含むものであるとされています。(“includes any word, name, symbol, or device, or any combination thereof”） “includes”という言葉に示されるように、列記された種別は単なる例示であり、これらに限られるものではありません。
　したがって、伝統的なタイプのtrademark
  • 言葉のマーク（word mark）：IBM、Kodakなど
  • ロゴ、図案：ナイキのマーク、など、
  • スローガン：Greyhound Busの“And Leave The Driving To Us”など
  • トレードドレス（trade dress）：商品パッケージや、製品の形状など
　に加えて、新しいタイプとして以下のようなものもtrademarkとなり得ます。
  • ホログラム
  • モーションマーク：NetscapeのIconのアニメーション
  • 音：NBCのチャイム（詳細はこちらのページ（英文です）を参照）
  • 香り（におい）：縫い糸につけられたPlumeriaの花の香り（In re Clarke）
Trademarkのカテゴリー
　Trademarkは狭義では商品に付して使用されるものを示しますが、コレに限られるものではなく、以下に示すような使用の態様も、広義のtrademarkとして商品に付される商標と法的には同様に扱われます。
  1. Trademark　：　（商品）商標
    商品（goods）の出所を表示するもの。 = Brand name（ブランド名） 　　
    例えば、フィルム製品に対するKodak、ノートPCに対するdynabookなど。
  2. Service Marks　: サービスマーク（役務商標）
    サービス（service）の出所を表示するものとして、Trademarkと同様に取り扱われる。 　　
    例えば、レストランサービスに対するMacDonald’sなど
  3. Collective Marks　：　団体マーク
    組合、団体、あるいは何らかの組織のメンバーによって用いられるtrademarkまたはservice mark。メンバーシップを示すためにも用いられる。membership marksとも呼ばれる。 　　
    例えば、National Cheerleader Assoc.など
  4. Certification marks　：　証明マーク
    商品やサービスの何らかの性質を証明するためのものであり、使用する者とマークの所有者とは異なる者である。 　　
    例えば、Woolmarkなど。
04.12.19

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